「脱原発」で小泉純一郎元首相と連携する細川護煕元首相は同日、JR渋谷駅前のスクランブル交差点で、小泉氏と共に街宣を行った。だが、その演説に勢いは感じられず、首相当時の人気は陰りを見せていた。
細川氏は演説で、東京オリンピックについて、「(東日本大震災で)30万人を超える方々が今、東北で避難をしておられる」「それだけの方々が苦しんでおられる中で、もろ手を挙げてオリンピック・パラリンピックの誘致に賛成することは、ちょっと私としては気の重いことでした」と話した。そもそも東京オリンピック反対派ですよね。
しかし、そもそも震災の復興とオリンピック誘致は別問題だ。むしろ、オリンピック景気を限りなく大きなものにして、被災地を復興させる力にすることを考えるべきだろう。そうでなければ、福島県知事選挙に立候補するか、あるいは国政選挙で戦うべきではないか。
渋谷には中高年を中心に人だかりができていたが、細川氏が話し始めると「聞こえない!」というヤジが飛び、拍手もまばら。元首相の"神通力"も効かないようだった。小泉氏も演説し、「脱原発でも東京は繁栄できる」「挑戦する」と脱原発を訴えた。しかし、「原発ゼロにしてどうなるかという問題を、一人で代案を出せるわけがない」と開き直るなど、その姿勢はあまりにも無責任だ。
日本の繁栄をけん引する東京都の有権者は、この日本の未来を大きく左右するという自覚と責任を持って一票を投じる必要がある。
http://the-liberty.com/article.php?item_id=7288[参照元]
[PR]
ツイート